今回のレビューは、ThinkPadシリーズの中でもちょっと変わった機種のX1 Tablet 2018のレビューをしたいと思います。
このX1 Tablet はその名の通りタブレットの分類になります。最近話題のWindowsのSurfaceに対抗して販売を開始した機種だと考えられます。
私は2017モデルを使用したことがあります。今回のレビューは最新機種の2018ですが、2017の使用感も少しおりまぜて、スペックや仕様、発売、価格等レビューしていきたいと思います。
今までのノートパソコンではなくタブレットとしての使い心地、メイン機種にはなれるのかどうかなど詳しくレビューしていきたと思います。
目次
X1 Tablet 2018のスペック、仕様(カスタマイズ箇所についても)、価格、発売日
OS | Windows 10 Pro 64bit |
CPU | 最大Core i7-8650U |
GPU | CPU内蔵(インテル® UHD グラフィックス 620) |
RAM | 最大16GB LPDDR3(オンボード) |
ストレージ | 256GB (PCIe NVMe OPAL2.0対応) |
ディスプレイ | LEDバックライト付 13.0型 QHD+ IPS液晶 (3000x2000ドット、1,677万色以上、3:2) 、マルチタッチ対応(10点)、ゴリラガラス |
カメラ | 200万/800万、IRカメラあり |
200万/800万 IRカメラなし | |
ワイヤレス | インテル® Dual Band Wireless-AC 8265 ac/a/b/g/n |
指紋センサー | あり |
キーボード | 日本語キーボード (バックライト、指紋センサー) ブラック |
セキュリティーチップ | TPMあり |
スペックに関しては以上の選択肢があります。タブレットの分類で考えるとかなりの高スペックです。
これだけ高スペックだと使う用途によってはメインのノートパソコンなれるぐらいのスペックだと思います。
気になる価格は約270,000円から約300,000円まで。一番安くても約270,000円からということでタブレットの価格としては高い設定となっています。
定期的に行われる値引きクーポンをうまく利用して購入したいですね。
発売日は近日発売開始ということになっていますが、恐らく4月には発売されるんじゃないでしょうか。
X1 Tablet 2018のデザイン

デザインですが、タブレットらしく薄型でスタイリッシュなデザインをしています。
ThinkPadの文字、X1の文字は背面に印刷されています。
次にポート類です。Thunderbolt 3 x2、nano SIMスロット、microSDカードリーダーを搭載しています。充電はUSB Type-Cで行います。


やはりタブレットというだけあって持ち運びを前提に考えられていますのでSIMスロットが搭載されています。ただSIMサイズはnanoですので気をつけて下さい。
タブレットの分類でもポートにThunderbolt3が2つも備わっています。
USBがないのは残念かと思いますが、タブレットの薄型にそこまで求めるのは酷かなと思います。個人的には十分なポート数かと思います。
しかし、2017から比べるとかなりポート数は減っています。すべてをThunderboltに集約したという感じですかね。
2017ではMini DisplayPortも搭載されていましたが、個人的には全く必要がないとは思っていました。タブレットですから。それも廃止されThunderboltに統一されています。
新しくThunderbolt用の付属品は購入しないといけないかもしれませんが、そこは仕方ないかなと思います。
X1 Tablet 2018の液晶

次に、液晶ですが、X1 Tablet 2018の液晶はすべて13.0型 でLEDバックライト付きのQHD+ IPS液晶 (3000×2000ドット、1,677万色以上、3:2) 、マルチタッチ対応(10点)、ゴリラガラスとなっています。
まず、マルチタッチですが、これはタブレットですから当たり前のことですね。タブレットなのにタッチパネルじゃなきゃ意味ないですから。
そして、ゴリラガラスですが、ここも最近のスマホやタブレットの主流ガラス素材と同様です。
解像度ですが13.0型のQHD+ IPS液晶で3000×2000ドットとなっています。2017は12.0型でしたので多少大きくなりました。
そして、解像度ですが2017は2160×1440でしたのでこれはかなりの高解像度に進化しています。この解像度はiPad Proと比べても少し上回っています。
もちろんタッチペンにも対応しています。ここは2017と一緒ですが、4,096段階の筆圧感知を搭載しています。しかし傾き検知は非搭載みたいです。

ここは本当に残念だと思います。手軽に持ち運びできるからこそペンを最大限利用できるようにしてほしかったです。
内蔵カメラですがIR付きを選択出来ます。このIRを付けることによって顔認証が可能になります。
ノートパソコンの前に座るだけでロックが解除されるようになります。タブレットだからこそこの認証があるととても便利かなと感じます。
X1 Tablet 2018はタブレットとしても使用できますが、もちろんノートパソコン風にも使用できます。そのための角度調整可能なキックスタンドもついています。

2017と比べてキックスタンドの出し方が変更になっています。従来の方法はレバーを引いてスタンドを出さなくてはいけなくて結構面倒でした。
しかし、2018からはSurfaceのような出し方になっていて、出しやすさもスムーズになりました。
X1 Tablet 2018のキーボード

X1 Tablet 2018には2017同様キーボードカバーが付属してきます。
このキーボードカバーがとてもすばらしいものになっています。2017のキーボードカバーを何回か触りましたが本当にタブレットのキーボードなのかと思うぐらい高品質です。
確かにThinkPadのノートパソコンと比べると振動とか底付きの衝撃をやや感じはしますが、打感や押し心地などSurfaceなどの類似製品と比べると群を抜いている使い心地となっています。もちろんトラックポイントも搭載しています。
もうカバーじゃないだとうと言いたいぐらいですが、このキーボードカバーがあるだけで購入の選択に入ってくると私は感じます。
また2017の本体との接続はマグネット式になっています。ここは2018も変わらないのではないかなと思います。
X1 Tablet 2018の処理速度(CPU、メモリ、ストレージ)

処理速度についてです。CPUはi5、i7の2種類から選択できます。この選択はなかなか難しいと思います。
やはりタブレットですので、がっつりとした動画編集などはどうかなと感じてしまいます。もし、メインのノートパソコンにして動画編集を行いたいならi7にしておくべきだと思います。
ストレージはSDDのみの選択です。最大での容量は256GBとなっています。これだけの容量があれば特段普段使いに困ることはないかと思います。
しかし、動画を保存するとけっこうあっという間に使い切ってしまします。外付けのハードディスクもあわせて必要かもしれません。
次に、メモリです。こちらは8GBと16GBの選択です。たくさんアプリを立ち上げる、重たい作業をする、インターネットのタブを大量に開くなどする場合は16GBを選んでおけば間違いないと思います。
タブレット型の2in1ノートパソコンとしても十分なスペックかなと思います。メインのノートパソコンと使用することも十分可能なスペックかなと思います。
X1 Tablet 2018のバッテリー
バッテリーの持ちは、本体とキーボードカバー合わせて最大で約9.5時間となっています。
そこまで長時間駆動ができるというわけではないですが、この躯体の大きさと思うと十分な稼働時間ではないかなと思います。
しかし、2017と比べると1時間程短くなっているのは残念なポイントです。
X1 Tablet 2018の重量
重量は、本体で約900g、キーボードカバーを合わせると1.27kgとなっています。正直それなりの重量だと思います。
全体的にサイズもアップしていますし、バッテリー容量も上がっています。高スペックになっているため仕方ないのかもしれませんが、絶対軽い方がいいという場合は2017モデルの方がいいかもしれません。2017は本体とキーボードカバーで1.07kgと200g程軽くなっています。
この200gが結構体感的に変わってきます。重さを重視するか、スペックや画面の大きさを重視するかで選択は変わってくるかと思います。

2017モデルなら13万円代から購入可能なので予算も踏まえてそちらの選択も全然アリです。
X1 Tablet 2018総評(コスパはどうか?)

タブレット型の2in1のX1 Tablet 2018ですが、やはりこのタブレット型は使用用途がかなり柔軟で色々な場面で役立つと思います。
人と画面を共有する時、何か説明する時、とっさのメモをする時などノートパソコンでは出来ない柔軟さが盛りだくさんとなっています。
そんな使い勝手のよさにスペックも妥協せずメインのパソコンとして十分活躍できる機種になっています。
しかし、やはり価格はそれなりになってきてしまします。決して安くはありません。
でも、このタブレット型のノートパソコンに魅力を感じるのであれば高い買い物ではないと思います。
色々な場面で柔軟に使いたい、ノートパソコンはあるからちょっと変わったものがほしい、タブレットもほしいけどノートパソコンもほしいなど思っている人がいれば購入の選択にいれてもいいと思います。
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