今回のレビューは、ThinkPad Xシリーズの中で変わり種のX1 Yoga 2018のレビューをしたいと思います。
このX1 Yogaシリーズは最近販売が開始された機種になってきます。
他の機種と違って変わっている部分、おもしろい部分がたくさんあります。
2017の機種とも比較していって買うべきか買わないべきかをしっかりと判断しながら、価格(最安値)仕様や評判、LTE対応についてレビューしていきたいと思います。
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目次
X1 Yoga 2018のスペック、仕様(カスタマイズ箇所についても)、価格

OS | Windows10 Home 64bit |
Windows10 Pro 64bit | |
CPU | 第8世代、第7世代インテル®Core™ プロセッサー(カスタマイズによる選択) |
GPU | CPU内蔵(インテル® HD グラフィックス 620) |
CPU内蔵(インテル® UHD グラフィックス 620) | |
RAM | 最大16GB(LPDDR3 SDRAM)(オンボード) |
ストレージ | SSD |
ディスプレイ | LEDバックライト付 14.0型 HDR WQHD IPS液晶 (2560 x 1440) マルチタッチパネル(10点) |
LED バックライト付 14.0型 WQHD IPS液晶 (2560 x 1440) マルチタッチパネル(10点) | |
LED バックライト付 14.0型 FHD IPS液晶 (1920 x 1080) マルチタッチパネル(10点) | |
カメラ | HD 720p カメラ、ThinkShutter付 |
HD 720p カメラ+IRカメラ(カスタマイズによる選択) | |
バッテリー | 6セル リチウムイオンバッテリー (48Wh) |
ワイヤレス | あり |
指紋センサー | あり |
キーボード | 日本語キーボード (バックライト、指紋センサー) ブラック |
セキュリティーチップ | TPMあり |
本体寸法 (幅×奥行き×高さ) | 333 x 229 x 17.05mm |
本体重量 | 1.42kg |
スペックに関しては以上の選択肢があります。
特に液晶はFHDとWQHDの選択があります。このX1Yogaはすべてマルチタッチ対応です。非対応にすることは出来ません。
気になる価格は190,000円から300,000円までとスペックによってかなり幅広いです。
一番モリモリのスペックで300,000円は正直かなり高いというか高すぎると思います。
X1 Yoga 2018のデザイン

デザインですが、カラーはブラックとシルバーの2色展開です。現在ブラックのみですが、いずれシルバーも選択出来るようになると思われます。

見た目はかなりシンプルに見えます。表も裏も凹凸を最小限に留めているので、とてもスタイリッシュに見えます。
X1 Carbon(2018)と比べる場合もあると思いますが、若干本体サイズが大きくなっています。
X1 Carbonの323.5 x 217.1 x 15.95mmに対してX1 Yogaは333 x 229 x 17.05mm。厚みはほとんど変わりませんが、縦横が1cmほど大きくなっています。
X1 Yoga 2018のポート類・LTE対応


次にポート類です。ポート類はX1Yogaの2017モデルとほぼ一緒です。
フルサイズのUSB3.0が3つ、HDMI、LAN、ヘッドフォン、USB Type-C、Thunderbolt3となっています。2017と比べてUSB3.0が1つ減りました。しかしながら十分すぎるポート数だと思います。
X1Carbon2018ではUSB Type-C、Thunderbolt3の2つがドッキングステーションの接続を兼ねていたのですがX1Yogaはそれがありません。
なぜないのかは謎ですが、もしドッキングステーション使用を考えているなら別売りされるドングルを購入しないといけなくなります。
充電はUSB Type-Cで行います。また背面には、SIMカードスロットSDカードスロットが搭載されています。こちらWWAN(LTE)カスタイマイズ可です。
ですが、現在WWANカスタイマイズ不可となっています。Lenovoに問い合わせたところLTEの通信部材が準備できていない為ということですが、4月下旬から対応できるようです。

SDカードスロットの問題として対応サイズがmicro SDまでであるというところがあります。フルサイズのSDカードは挿入出来ません。
SIMカードスロットがあるということは嬉しいですよね。テザリングのわずらわしさから開放されるのです。格安SIMを契約して挿しておけばどこでもインターネットが使えます。これはかなりのメリットですね。

そして、このX1Yogaの一番の特徴が360度回転するヒンジです。要は方法によって色々な形に変えられるということです。
ノートパソコンでテレビや映画見ている時キーボードの存在が邪魔だと思った時ありませんか?
そういうときにモニターを回してキーボードを後ろにやったり、パタンと閉じてタブレットモードにしたりと、2in1のノートパソコンなんです。
X1 Yoga 2018の液晶

次に、液晶ですが、このX1Yogaは14型の液晶です。液晶の選択としてはFHDかWQHD Dolby Vision対応かHDR WQHD Dolby Vision対応かが選択出来ます。
まずWQHDの解像度は2560×1440とかなり高解像度です。正直かなり文字は小さくなります。
写真なんかはすごい繊細に見えますが、普段の作業を拡大を使わず100%で使用するにはちょっと厳しいかと思います。
しかしこのWQHDを選択するとDolby Visionに対応します。Dolby Visionとは「広い色空間とダイナミックレンジをもつ動画を伝送する規格のことで、今まで以上に明るいハイライト、より良いコントラスト、滑らかな階調で豊な色彩を表現可することが可能」となるみたいです。
つまりは今まで以上に色彩が豊かになり、とってもきれいになるんですよということです。
やはり写真や動画をメインに扱っていて、その写真などをデスクトップだけでなく屋外でも編集したい、確認したいと思っているならばWQHDの解像度も選択に入ってくるかと思います。
しかし本当に文字小さいですから確実に実物確認してからの方がいいと思います。

そして、X1Yogaのもう1つの特徴がタッチペンが使えるということです。このタッチペンは4,096段階の筆圧検知に対応しています。
かなり書きやすいと思います。しかし、傾き検知には対応していません。本格的なイラストを書きたい方にはあまり向いていません。
メモや、簡単な絵ぐらいは十分問題ありません。会議のメモなんかに使用するのにはもってこいかもしれませんね。
内蔵カメラはIR付きを選択出来ます。このIRを付けることによって顔認証が可能になります。ノートパソコンの前に座るだけでロックが解除されるようになります。
ただIRを付けることによってカメラを隠せるシャッターが付けられないのでそこは注意ですね。
指紋センサーはタッチパッドの横にありますが、特段干渉するわけでもなく問題はありません。
X1 Yoga 2018のキーボード

キーボードは日本語のバックライト付きです。フルサイズのキーボードになっていて、キーボードの打感、キーストローク、質感はすばらしいものです。
そして、なんとこのキーボード、液晶を回していくと奥に引っ込むんです。キーが机などに干渉することを防ぐためです。
こんな機構があるのに、打ち心地を維持するのはすごいことだと思います。
X1 Yoga 2018の体感処理速度(CPU、メモリ、ストレージ)

処理速度についてです。CPUはi5、i7の2種類から選択できます。
動画編集をするならi7、しないのならi5といった選択でいいかと思います。
ストレージはSDDのみの選択です。SATAかPCleの2種類からの選択になります。この2種類の違いは主に発熱量と消費電力の違いです。
ベンチマーク上での速度の速さには違いがあります。PCleの方がはやいです。しかしその分消費電力などは上がります。それに体感ではほとんどわからないと言われています。
次に、メモリです。こちらは8GBと16GBの選択です。
たくさんアプリを立ち上げる、重たい作業をする、インターネットのタブを大量に開くなどする場合は16GBを選んでおけば間違いないと思います。
この機種のスペックで重たくなる場合はよっぽどの高負荷の作業だと思います。一般的な使用方法だと最低スペックでも十分すぎる性能だと思います。
X1 Yoga 2018のバッテリーの持ち

バッテリーの持ちは最大15時間程となっています。これだけ長時間もてば十分かなと思います。
2017と比べてバッテリー容量は減っていますが駆動時間は変わっていません。バッテリーが小容量でも長時間もつということです。技術の進歩ですね。
X1 Yoga 2018の重量
重量は、約1.4kgとなっています。ここがこのX1Yogaの一番残念なところです。
スペック的にはX1 Carbonと同等な感じなんですが、360度回転したり、キーボードが沈んだり、タッチ対応だったりと、より高機能な分どうしても重量が増してしまいます。
価格も若干安くなりますし、その辺の機能が必要ないという人であればX1 Carbonを選ぶ方がいいと思います。
X1 Yogaはモバイルパソコンというところでもちょっと重たいです。他の2in1パソコンと比べてもやはり重たくなっています。
この重さでタブレットモードで手に持って使用する場合、長時間の使用は厳しいかなと感じます。
X1 Yoga 2018総評(コスパはどうか?)
Xシリーズでもちょっと変わり種のこの機種ですが、Xシリーズだけあってスペックや使い勝手に関しては申し分ありません。
しかしながら価格がちょっと高いです。高スペックな2in1パソコンが欲しい、ThinkPadのペンを使ってみたいと思わないとちょっと購入理由がないかなと個人的には思います。
もう少し安ければ選択にははいってくるかなとは思いますが、やはり私は他のXシリーズの方が魅力があります。
高スペックな変わったノートパソコンがほしいという方は購入の選択にいれてみてはどうでしょうか?
X1 Yoga 2018の価格!最安値で購入するには?
LenovoのPCは公式直販サイトだと基本的に常に割引で購入できるので、公式直販サイトが最安値になっています。
X1 Carbon 2018の2019年4月現在の価格は¥164,743(税込)~となっています。

有線LANのコネクターはほとんどの人が必要ないと思いますが、カスタマイズで「RJ45拡張コネクター」を外すことでさらに3,240円安くすることができるのでお忘れなく。
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